最近ニートという言葉を耳にします。
十数年前にフリーターという言葉が生まれ現在も使われています。
ところで,現在使われるニートとは,どんな人達を指して言うのでしょうか。
ニートは、イギリス生まれの言葉で,就職や職業訓練などをしていない人を指します。
ニートは,フリーターとは別のものとして区別されています。
正社員ではなくても、アルバイターやパートタイマーなどの何らかの形で仕事をしている人のことはニートとはいいません。
ニートはどのような仕事にもついてなく,かつ就職活動等も行っていないという人達をいいます。
そのため日本では,ニートという言葉を使うときは少々悪いイメージが感じられます。
就職する意欲を失った若者やひきこもりを指し、どうしてもマイナスのイメージが強いのです。
近年、働く意欲もなく就職活動にも消極的な人達が多いです。
日本国内では社会問題になるほどです。
これは,本人だけのせいでなく,最近の雇用情勢の悪化とも関係することですが
働く機会、働く意志、働く環境などが奪われているということなのかもしれません。
イギリスでニートという言葉を使う時は、働いていない人を広く指し示しているだけのようです。
イギリスのニートはボランディアや育児に従事している人のことも指しますし、
休職中や離職中の人も全てニートです。
日本で捉えられているほど悪いイメージは感じられません。